静岡県ヴォーカルアンサンブルコンテストグランプリ受賞団体によるアンサンブルの響演

2008年10月18日

秋のスピイド

では、続いてアンサンブルmuneraからのご紹介です。

『秋のスピイド』は、浜松合唱団創立10周年を記念して木下牧子先生に作曲を委嘱した ア・カペラ混声合唱のための『ELEGIA』 に収められている曲です。今回の合同演奏を振ってくださる岸信介先生の指揮で、さらに同じくアクトシティ浜松中ホールにて、1997年6月28日に初演されました。
4団体の中には、私も含め初演メンバーが結構いますよね。

作詩は北園克衛(1902−1978)。ことばの意味よりも文字のかたちを重要視したり、一行に一語の詩、「連」が三角形になる詩など、形状やパターンに独特の視線を注いで興味深い成果を導いた、いわゆる実験詩人としての評価が多いようです。

「リリシズム溢れる、美しいガラス細工のような世界」の詩ではあるものの、その細部に固執するのではなく、感覚や色彩、リズムで捉えて楽しんでほしい。木下先生はこう仰いました。

muneraが取り上げた『秋のスピイド』は、複雑難解な和音も多く現れるこの曲集の中では、ややホッとするポジションと言えるかもしれません。なにしろ、5曲のうち「協和音」で終わるのはこの曲だけですから(^^;
ただ、逆に曲中たびたび現れる Adur+H の和音が、遠く広がる詩の世界を見事に表現しています。

コンサートまで2ヶ月あまり。いつも月1練習のmuneraも、本番に向け倍以上のペースで頑張っていきます(^^v


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